こんにちは。
雪道の運転は自動運転にお願いしたい、mukaiyachiです。
近年、テレビや雑誌でも良く目にすることが多くなった人工知能。
社会現象ともいえるブームになっていますが、
そんな人工知能を扱ったおすすめの漫画があるので紹介します。
それは『AIの遺電子』という漫画です。
人間と対応にやり取りができる人工知能『ヒューマノイド』が
人口の1割を締める近未来が舞台。
ヒューマノイドは人と同じように様々な病にかかり、AI専門の病院もあります。
主人公はAIたちを治療する医者・須堂で、
ストーリーは診療に訪れる患者を中心に展開されます。
ロボットやAIが出て来るからといって、戦闘シーンや派手なアクションがあるわけではなく、そのほとんどが家族や友情など人間関係について描かれています。
ヒューマノイド同士、人間とヒューマノイドで色々な問題が起こりますが、
ヒューマノイドは人間以上に感情的で、逆に須藤の方が機械のような冷徹な判断をして、
どちらが人間なのか機械なのかわからないようなときもあります。
作品は試し読みで何話かWeb上で見れるようになっています。
第1話 バックアップ
患者さんはウイルスに感染したヒューマノイドの主婦。
ヒューマノイドは人間と違って記憶をバックアップできる。
ウイルスに感染しても初期化してバックアップから復旧すればその記憶から生きていける。
でも、初期化する瞬間この患者さんは拒否反応を起こしてしまいます。
人間にとってはただの機械のメモリ、だけどヒューマノイドにとっては大切な思い出。
自分がボタン一つで初期化されると考えると、すごく嫌だなあと思ったし、
この先のAIとの関わり方も考えされられる話でした。
やっぱり将来は人間と対等にやりとりする時代がくるんだろうか。
第2話 かけそば
患者さんはヒューマノイドの落語家。
人間のように腹が減らないのでそばを食べる仕草がうまくならないのではと悩んでいる。
最終的には人間もヒューマノイドも関係ないという結論に達します。
いろいろ言い訳にして出来ない理由にするのは良くないと改めて思いました。
第3話 ポッポ
患者さんは中古で買ったペットロボットを大事にしている子どもです。
心って何だろう、AIにも心はあるのだろうかという話。
プログラムだし心があるわけないけど、AIのレスポンスによって
周りの人間が泣いたり笑ったり感情を動かされること増えてきたら、
それはもはやAIに心があるといっても良いのかもしれないですね。
すべて1話完結型ですがどれも考えされられる話ばかりです。
徐々に人工知能を活用したシステムが生活に浸透してきていますが、
近い将来この漫画のような世界がやってくるかもしれませんね。
第1部は最近完結していて、単行本が8巻発売されています。
4話以降の話も面白いものばかりなので気になりましたら読んでみてください。