こんにちは。
アンチノッチ派、mukaiyachiです。
開催からだいぶ日にちが経ってしまいましたが、
先月行われたDroidKaigi 2018にスタッフ数名と八戸のエンジニア外舘さんで参加しました。
DroidKaigiとはAndroidやAndroid関連の事を題材にしたカンファレンス、簡単に言うと大規模な勉強会です。
開催場所はベルサール新宿グランド コンファレンスセンター。
八戸から新幹線に乗って東京に向いました。
今回宿はAirbnbで予約しました。
和室が中心の素敵なところでした。
ちなみに東京ではステーキが流行っているようです。
青森にいきなりステーキは無く初めて行ったのですがステーキを立ち食いするのは新鮮な体験でした。
セッションは大ホールと7つの部屋に分かれて行われました。
このように多くの開発者が集まって、各発表を聞いたり発表者に質問したりしました。
同時にいくつものトークが行われましたが、実務のなかで培った知見や最新の技術、他社での取り組みなど勉強になるものばかりでした。
様々なセッションを聞きましたがその中から印象に残ったものを紹介します。
個人的に聞いた中で特に参考になって面白かったものはこちらのセッションです。
目次
- 1 『Kioskアプリと端末の作り方』
- 2 『Inside Architecture Components』
- 3 『Androidで動画コンテンツを扱うTips』
- 4 『まだAPI定義管理で消耗してるの?〜Swaggerを用いた大規模アプリ時代のAPI定義管理とコードジェネレート〜』
- 5 『複数センサーシミュレーションによる行動認識(ActivityRecognition)解剖、そして実用化』
- 6 『USB接続するアプリを開発した時に試行錯誤した事』
- 7 『Host Card Emulationに触ってみる』
- 8 『詳解 Android Auto – 使い方からそれを支える技術まで』
- 9 『Android ThingsとFirebaseで始めるホームセキュリティ』
『Kioskアプリと端末の作り方』
このセッションはとてもニッチな内容ですが、興味のある方が多いようで満員となり私は立ち見で話を聞かせてもらいました。
Kioskアプリというのは例えば、回転寿司屋や居酒屋でよくあるタブレット上で特定の用途に特化したアプリのことです。
セッションでは特定のアプリのみ操作可能にする方法や解除方法、盗難時のデータ消去方法やサイレントインストール、USBデバッグオフやスクリーンショットオフにする方法などを教えてもらいました。
アグリレジでも参考にして将来的に機能を追加していければと思いました。
スピーカーの方はDeNAのエンジニアの方で2018年リリース予定のタクベルというサービスでKioskアプリを開発したそうです。
セッションではタクベルの開発での困難だった事や失敗例なども話をしてくれました。
青森でも使えるのはまだ先になるかもしれませんが、タクベルがリリースされたら使ってみたいと思いました。
また、話を聞いて自分でも今後技術を取り入れてみようと思ったセッションもいくつもありました。
『Inside Architecture Components』
GoogleがAndroidアプリの設計の複雑さを解消するために発表したAndroid Architecture Componentsについてのセッションです。
特にLifecycle, LiveData, ViewModelの使いかたとその仕組みについて話してくれました。
今後これらをうまく取り入れて頑強で、テストが可能かつ容易で、保守のしやすいアプリを作っていきたいです。
『Androidで動画コンテンツを扱うTips』
https://speakerdeck.com/takusemba/droidkaigi-1
Androidで動画を扱うには通常MediaPlayerを使いますが、AbemaTVなど最近人気の動画アプリではExoPlayerというGoogleがオープンソースで開発しているライブラリを使用されています。
私はこれまでExoPlayerのことは知らなかったのですが、MediaPlayerよりも柔軟にカスタマイズ可能との事なので使用して動画アプリを作成してみたいと思いました。
『まだAPI定義管理で消耗してるの?〜Swaggerを用いた大規模アプリ時代のAPI定義管理とコードジェネレート〜』
Androidアプリ開発ではアプリの開発の他に、サーバ側のAPIを開発することもあります。
Swaggerを使うことでAPIの管理を楽にできそうなので、使い方を覚えて効率的にAPIの開発、修正を行えるようにしていきたいです。
『複数センサーシミュレーションによる行動認識(ActivityRecognition)解剖、そして実用化』
ユーザーの行動を認識できるようになれば、それに応じて様々な情報をユーザーに届けることができるようになって便利なアプリが作れると思いました。
あと外部機器やAndroid同士の連携について話すセッションが多かった印象でした。
アグリレジの機能を拡張させるための参考になったし、単純に外部連携するシステムはやれることの幅が広がって面白いので、自分でも様々試していきたいです。
『USB接続するアプリを開発した時に試行錯誤した事』
https://www.slideshare.net/masatakakono1/usb-87470849
『Host Card Emulationに触ってみる』
https://www.slideshare.net/HirokiTaoka1/hostbased-card-emulation-in-touch-87567918
『詳解 Android Auto – 使い方からそれを支える技術まで』
『Android ThingsとFirebaseで始めるホームセキュリティ』
そして個人的に今回DroidKaigiに参加して衝撃を受けたことは、セッション内の資料で紹介されているソースコードでJavaを使ったものが無いことでした。
2017年5月にAndroidの開発言語としてKotlinを公式サポートするようになってから、1年経っていませんが、ここまで普及しているとは思っていませんでした。
これまで私は自社のシステムや案件で、Kotlinを使用することはありませんでしたが、いつでもKotlinで開発できるように勉強しなければと焦りを感じました。
紹介したセッション以外のセッションも役に立つものばかりでした。 こちらのページが良くまとまっているので参考にしてみてください。
トーク以外にもカンファレンスのスポンサー企業さんのブースがあり、そこで展示を見たり話を聞いたりすることができました。
私達はあまり参加せずに会場を出てしまったのですが、1日目の夜にはパーティが開かれ、参加者同士で交流が行われたようです。
お昼には会場で配布されるランチボックスを食べました。
洋風と和風の2種類用意されていて、1日目は洋風、2日目は和風を食べました。
最後にいただいたノベルティを紹介。
コースターやクリアファイルなど実用的なものは普段でも使っています。
初めて参加したDroidKaigiでしたが、とても楽しいカンファレンスでした。
また参加してみたいです!
こちらのページに当日の写真がたくさんアップされています。
雰囲気が伝わると思うので見てみてください。
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